NPO法人 研究機構ジオセーフジオセーフ

 九州地域は,南海トラフ起源の巨大地震や津波に加え,平成25年2月1日には,内陸に分布する活断層の長期評価が文部科学省より公表され,活断層を起因とする直下型地震の活動の発生確率が高いことが懸念されています。また,昨年の九州北部豪雨災害に見られますように,近年の梅雨時や台風時には異常な集中豪雨に見舞われやすくなってきています。それらの災害により市民生活の安全・安心が脅かされる状況です。

 われわれ地盤防災の専門家は,市民のみなさまがお住まいの周辺の地盤に対して興味をお持ちになられることを期待しています。その中で,危険だ,危険じゃないかと考えられる事柄がありましたら,どしどし疑問や質問をお寄せ下さい。例えば,自分の住んでいる地域は地震によって液状化しないか?とか,家の裏の斜面の崩壊危険性はないかとか,指定されている避難所やそこへ行くまでの避難ルートの安全性の確認はとか。

われわれ地盤の専門家が,各種の情報を用いて,みなさまの疑問・質問にお答え致したいと思います。また,具体的に詳細な調査が必要であれば,その手法に関するアドバイス等も可能です。

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令和2年7月豪雨
福岡県八女市の県道の崩壊
写真-2
令和2年7月豪雨
大分県日田市の国道の洗堀崩壊
写真-3
平成29年九州北部豪雨で被災した朝倉市乙石地区の復旧工事(令和3年9月の状況)